2013/01/26

アップルの長期チャートが語ること

imageアップルの株価は昨日1月25日の終値が$439.88だった。同社株が$702の史上最高値を昨年9月21日につけてから、4ヶ月でなんと38%の暴落を演じた。最近になって個人投資家やメディアから、一時期と比べると値頃感の出てきた同社株に対して様々な意見が聴こえてくる。それは同社のビジネスが成長期から成熟期へと移行し、株価も歴史的な転換期を迎えたことと無関係ではなさそうだ。

株価にはライフ・サイクルがある。それは長期的な時間軸でしか把握することができない。そのためには日足ではなく週足の長期チャートを利用する。単純移動平均線(SMA)を週足で計算し、過去10年以上にわたり期間の異なるSMAのクロス・オーバーを観察すると様々なことが見えてくる。これは長期投資における売買タイミングを計るうえで非常に有効な手法だ。今日はその手法をアップル株に応用し、長期投資の売買タイミングを考察した。

基本は30週平均(30 Weeks SMA)と10週平均(10 Weeks SMA)のチャートを描画し、そのデッド・クロスとゴールデン・クロスを観察すること。ただそれだけ。今後のアップル株の売買タイミングを捉える上で、他のハイテク成長企業の株価が過去に辿った足取りは正に歴史の教科書と言える。以下は1995年6月2日から現在迄に老舗ハイテク企業の株価チャートの週足を先に述べた二種類のSMAで描画したもの。

緑線:10週SMA、赤線:30週SMA、RT:Relative Timing(一種のオシレータ系の指標)、GRT:Growth Rate(四半期ごとのEPS成長率)

結論から先に言うと、現在アップル株は買いどきではない。他社の週足チャートが暗示するように、10週SMAと30週SMAのデッド・クロスが発生したときは株価の転換期になっていることが多く、再びゴールデンクロスが発生するまでは絶対に買ってはいけないということ。アップル株は、昨年11月26日に過去4年にもわたる株価の急伸期の後にデットクロスが発生し、テクニカル指標のRTが正から負に変わり、GRTも下向きになっている。これは、過去に他の老舗ハイテク企業が成長期から成熟期へ移行するときに辿った株価の歴史的な転換期の特徴を全て満たしている。アップル株の次の買い時は、10週SMAと30週SMAのゴールデンクロスが発生したとき。そのとき、RTが負から正に変わり、GRTが上向きになれば更にコンファームとなる。

勿論、デイトレや短期のスイングでは売買タイミングは全く異なり、上記の手法は役に立たない。


AAPL(Apple Inc.):

image

MSFT(Microsoft):

image

CISCO(Cisco Systems):

image

YHOO(Yahoo! Inc.):

image

QCOM(Qualcomm Inc.):

image

GOOG(Google Inc.):

image

ORCL(Oracle Systems):

image